2009年6月20日土曜日

4 早く冒険に行きましょうよ

 わたし、アルマ。今はアコライトになるための試練中。かわいいデザートウルフの親子を追いRMTかけてたら、いつの間にかモロクに着いちゃった。
 モロクの街に着いたのは良いけれど、そこでわたしは茫然としてしまったの。だって、大聖堂のマルシス神父から出された課題Master Of Epic rmtは、
「モロク辺りで修行中のマチルダシスターに会ってきてください」
 って、それだけ。モロク辺りって漠然としすぎ。マチルダさんはどこ!?
 プロンテラに比べるとモロクの街はとっても静か。プロンテラみたいな大都会も好きだけど、モロクのような街の方がなんだかホッとする。
 ホッとするんだけど、静かってことは人が少ないってことで、それはちょっと困る。マチルダさんの居場所を知りたいのに、知ってそうな人がいないんだもん。
 困っていたら、近づいてくる人がいた。なぜか頭にサンタの帽子を被り、顔にはスマイルマスクをつけている。この熱砂の街であんな格好をして暑くないんだろうか。……てゆーか、あからさまに怪しいし。
「お嬢ちゃんは、もしかして、アコライトの試験を受けている人ではないですか」
 ヘンにかん高い声だった。声をごまかすためにわざと裏返らせたような。
 そういえば、この位の背丈の女の人を一人知っている。ほっそりとした体形もその人とおんなじだ。マスクをはぎ取って顔を確かめたい。
「確かにわたしはアコライトの転職試験中ですけどぉ~?」
「そ、そうですか。それはちょうど良かった」
 声に込めた疑惑を感じ取ったのか、怪しい人は動揺している。
「そちらこそ、ここで何してるんですか」
「わ、わたしは通りがかりのモロク市民ですよ。お困りのあなたに耳寄りな情報を教えて
あげようと思って声をかけただけです」
 思いっきり嘘っぽい話だったけど、わたしが何か言う前に、怪しい人は早口で続けた。
「お探しのシスターは街の北の小さな遺跡にいます。崖にそって進めば、すぐにわかりますよ。じゃっ

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