2009年6月22日月曜日

リカちゃん 愛され続ける女の子の“大好き”

 モノが売れない時代に強さをみせているのが定番商品。玩具ならミニカーの「トミカ」や列車の「プラレール」が、長年の伝統を背景に日服网游资讯 rmt高い rmt人気を保っている。今度の7月4日で発売から満42年となる着せ替え人形の「リカちゃん」もその一つ。イベントが開かれれば女の子たちで大にぎわい。長寿ブランドが生まれた秘密を開発者が明かした本も出た。
 5月2日から5日まで東京都豊島区の「サンシャインシティ」で開かれた「リカちゃん展」。さまざまなファッションのリカちゃん人形が飾られて、女の子たちリネ2 RMT rmtの熱い信長の野望視線を集めていた。
 「母親や祖父母が、女の子に買い与える玩具としてリカちゃんを選ぶことが今も多い」と、タカラトミーのリカちゃんマーケティングチームに所属する坂本AION(アイオン) WIKI rmt愛さん。キャラクターgoogle玩具全盛の中にあって、定番としてのブランド力は失われていない。

 4月末に集英社から発売された「リカちゃん生まれます」は、1967年に登場したリカちゃんの開発に、当時のタカラでたずさわった小島康宏元専務が、誕生から浸透までの経緯を振り返った本だ。ファッションドールの女王だったバービーを筆頭に、国内外でさまざまな人形が作られていた中に、ほぼ最後発で飛び込んだタカラが市場をつかめた理由が明かされて
いる。

 60年代に人気だった少女マンガから、ヒロインの顔立ちだけでなく、境遇なども参考にして造形し、女の子たちに共感を持ってもらえるようにした。

 近所の小学校で女の子にファッションを見てもらう活動も実施。「少女たちが大好きなものを形にする」という、現在では当たり前でも、当時は独創的だった施策によって、リカちゃんを人気商品へと押し上げた。

 ピーク時には50億円に達した市場も、2000年代には20億円程度まで下がっていた。タカラトミーでは発売40周年を迎えた07年に、ブランドの再構築に乗りだした。人気の核にあった“オシャレ感”を取り戻そうと、リカちゃんが世界を旅するブログを立ち上げ、フリーペーパーやDVDレンタル店とのコラボも行って露出を増やし、母親層の関心を盛り上げ
た。

 08年は「ミスタードーナツ」とのタイアップを展開。今年7月には「モスバーガー」とのタイアップ商品も発売して、仕事にあこがれる女の子たちに興味を持ってもらう。

 女の子の「大好き」を今もとらえて、リカちゃんは愛され続ける。(フジサンケイ ビジネスアイ)

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